⚠️SFTS（重症熱性血小板減少症候群）について⚠️ | 明石の動物病院なら明石むかい動物病院 | ブログ

⚠️SFTS（重症熱性血小板減少症候群）について⚠️

先日、兵庫県内でマダニ感染症による死者が出たと報道がありました。
最近話題の「SFTS（重症熱性血小板減少症候群）」によるものです。

マダニというと、とくに犬を飼っている方には馴染み深い寄生虫ですよね。
毎年、春に動物病院へ行くと口酸っぱく「予防しないと危険です！」と
言われているのではないでしょうか？

マダニは「人獣共通感染症」という、犬猫だけでなく人間にも感染する病原体の運び手で、SFTSだけでなく日本紅斑熱やライム病などの感染源にもなります。

SFTSの怖いところは「マダニに直接噛まれなくても、感染した犬猫に触れたり、唾液や血液に触れただけでも感染する」というところです。
また致死率も高く、ヒトでは10~30%、猫では30~60%にもなります。

とても危険な感染症ですので、できる限りの対策をしたいですよね…
草むらの近くや山野を歩く際にはなるべく肌の露出を避けましょう！

また、ペットを駆虫薬で守るのは飼い主さんの責務です。
背中に滴下するタイプや食べるタイプの駆虫薬などがあります。
※首輪タイプのものは残念ながらほとんど効果がありません※

お手軽な金額のものが量販店で販売されていますが、残念ながら効果不詳だったり、害になる成分が含まれていたりする場合がありますので、やはり動物病院に相談していただくのが確実です。

ペットを守ることが人間を守ることにも繋がります。
自分は大丈夫と思わず、できることから始めましょう♪

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