【症例紹介】猫の前十字靭帯断裂の手術と経過について|知ってお

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【症例紹介】猫の前十字靭帯断裂の手術と経過について|知っておきたいダニ媒介性感染症(SFTS)の予防

こんにちは、明石むかい動物病院です☺️
今回は、後ろ足を痛めて来院され「前十字靭帯断裂」の手術を行った猫ちゃん(※)の治療経過をご紹介します。
犬に比べると猫の前十字靭帯断裂は遭遇頻度が高くありませんが、高いところからの着地失敗や激しい運動をきっかけに断裂してしまうケースがあります。

1. 前十字靭帯断裂と手術
靭帯が切れてしまうと、膝関節が不安定になり、歩くときに脛骨(すねの骨)が前方にズレて痛みや跛行(足をかばう歩き方)が生じます。
今回の猫ちゃんも歩行時に強い痛みを伴っていたため、膝関節の安定化を図る外科手術を実施しました。
術前・術後のレントゲン検査を比較すると、術前に見られていた脛骨の前方へのズレがしっかりと整復され、関節本来の正常な位置関係に矯正されていることが確認できました。

2. 術後2ヶ月の経過
退院後の安静期間を経て、手術から2ヶ月が経過した検診では、足の痛みや違和感も落ち着き、ご自宅では元気に走り回れるほど回復した姿を見せてくれました。
元気に動けるようになった様子をご家族と一緒に確認できる瞬間は、私たちスタッフにとっても何より嬉しい時間です。
【外科治療・症例に関する留意事項】
※本記事は個別の症例報告であり、すべての猫ちゃんに同様の治療経過や効果が得られることを保証するものではありません。
※前十字靭帯断裂の治療方針(外科手術または内科的管理)は、体重、年齢、活動性、関節の状態によって個別に判断します。
※外科手術には一般的な麻酔リスク、術後感染、インプラントトラブル、治癒期間中の再損傷などのリスクが伴います。回復までの期間や運動機能の改善度合いには個体差があります。

3. 定期通院で知った「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」と予防の大切さ
今回の術後検診のように「久しぶりに動物病院に来た」というタイミングで、最近増えている病気や予防の情報に触れていただく機会も多くあります。
今回のご家族にも改めてお伝えしたのが、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という感染症です。
* SFTSとは?
ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。猫が感染すると高熱や消化器症状、黄疸などを引き起こし、致死率が非常に高い恐ろしい病気です。
* 人にも感染する人獣共通感染症
感染した動物の体液や血液、あるいはマダニから人へも感染します。人においても重症化・死亡例が報告されているため、ご家族自身の健康を守るためにも確実な対策が必要です。
「完全室内飼育だから大丈夫」と思われがちですが、人間が衣服や靴につけて室内に持ち込んでしまうケースもあります。
今回、ご家族もSFTSの危険性と予防の意義を深くご理解くださり、月1回の定期的なマダニ駆除薬の投与をスタートしていただけることになりました。
足の異変・予防のご相談はお気軽に
「いつもよりジャンプをためらう」「歩き方がおかしい」といった小さな変化が、靭帯や関節のトラブルのサインであることもあります。
また、ノミ・マダニ予防をはじめとする予防医療について気になることがあれば、検診やお爪切りのついでなど、いつでもお気軽にご相談ください。

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住所:兵庫県明石市西新町2-1-10 明石グレースアーケード103

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